<遺言>

Q 遺言にはどのような種類がありますか。

A まず、大きく2つに分けられ、普通方式と特別方式とがありま

 す。

  普通方式には①自筆証書遺言②公正証書遺言③秘密証書遺言が

 あります。①の自筆証書遺言以外は公証人の関与が必要です。

  特別方式による遺言は、死が迫った場合等に認められるもので

 あり、あまり一般的ではありません。

 

Q 自筆証書遺言を作成したいのですが、どのような点に注意すれ 

 ばよいのですか。

  遺言者は遺言の全文・日付・氏名を遺言者自ら手書きし押印し

 なければなりません。パソコンなどで作成すると法律的に無効に

 なります。また、日付も「6月吉日」などのあいまいな記載は無

 効となりますので気をつけてください。

  間違えた場合、訂正方法はややこしいので、書き損じたらまた

 新たに書きなおしたほうが無難でしょう。

  また、公証人が関与しないので、遺言の効力が問題となる可能

 性があり注意が必要です。

  偽造、変造、紛失の恐れがあるので、信頼する人に保管を頼む

 とよいでしょう。

  自筆の遺言書は、遺言者の死亡後に家庭裁判所の検認を受けな

 いと遺言の執行ができません。

 

Q 公正証書遺言を作成したいのですが、どうしたらよいのでしょ

 うか。

A 遺言者が2人以上の証人を連れて公証役場に行き(病気などで

 行けない場合公証人が来てくれる場合もあります)ます。

  遺言の内容を口述し、公証人がその口述内容を読み聞かせるか

 閲覧させ、遺言者・証人・公証人が署名押印させ作成します。

  自筆証書遺言に比べ、手間や費用がかかることは否めません

 が、安全確実なのでわりとよく使われているようです。

 

Q 秘密証書遺言とはどのようなものでしょうか。

A 遺言者が遺言内容を秘密にしておきたいときに使われます。

  遺言者は遺言書に署名押印し、それを封筒に入れ同じ印で封印

 します。自筆証書遺言のように全文を手書きする必要はありませ

 ん。

  公正証書遺言同様、2人の証人を連れて公証人役場に行く必要

 がありますが、遺言の内容は確認してくれません。

  ですので、保管は確実ですが方式の不備などで無効に

 なる可能性はあります。